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Labor and Delivery Session ②

説明会を終え、院内ツアーをすることになる。
なんせ総勢30名、そのうち半数以上を占める女性が全員臨月の妊婦で
しかもこれは国連妊婦大会かと疑うほど多人種なのだからなかなかの圧巻である。
ユダヤ系、インド系、白人、黒人、アジア系、
黒髪、ブロンド、縮れ髪、茶髪、なんでも来い。

ゾロゾロ病院内を歩くだけでも、すれ違うスタッフや見舞い客が
おーまいごっど!!と目をまん丸にしている。

ははは、そーだろそーだろ、私たちすごいだろ!!!
拝みなさい拝みなさい!!

だってなんとなく妊婦の集いってご利益ありそうじゃないですか。
みんなまん丸で、新しい命を抱えているのかと思うと有難いことありそうじゃないですか。
病気のばーちゃんと私たち15名すれ違っただけで、ちょっと病気良くなるんじゃないかと。

意味なくすっかり良い気分になる。

そんな調子で入院するフロアまで来る。

部屋は全て個室。
綺麗!ハイテク!
高い保険料払ってきたんだから、これくらいは期待していいでしょ!
フラットTVがついていて、北京のオリンピックを中継している。
パートナーが泊まるためのベッドもあり。
DVD, CDプレイヤーもあるので、好きなものをお家から持ってきましょうーとドクター。
うーん、そういうときってどんなDVD見たらいいんだろう?
いいともが見たいな。
あの音楽とタモリとかまちゃみとかの声が聞こえたらとっても安心するだろう。
いいともってDVDあるんだろうか・・・
最近日本に飢えているのだ。

ナーサリーにやってくると、新生児の赤ちゃんが一人だけ、保温機に寝ている。
その小さいこと。
うわわわ・・・本当にあんな命そのまんまの個体が、
自分の中にいるのかと思うとジーンとする。
他の妊婦たちも同様で、みんなガラスにへばりついてじーっと赤ちゃんを見つめる。

出産棟なので当たり前だが生まれたての赤ちゃんが何人か私たちを通り過ぎた。
そのたびに皆で花道を作ります状態になって、歓声を上げ、
ぎこちなく赤ちゃんを抱く新パパ、新ママに「おめでとう!!」と声をかける。
数ヶ月後には自分たちがそう言われる側になっているのだから、感動もひとしお。

そんな調子で院内を回り、受付時間外の出入り口も教えてもらったところで解散となる。
お世話になったドクターに拍手もサンキューもなく、
各自勝手に散ってゆくところがまたアメリカンだなと感心。

その後仕事が終わった夫と駅前で合流。
どうだったー?と聞かれて「パートナーなしで参加した人3人だけだったよー」と
ちょっと恨みがましく言ってみると9月のセッションにもう一度参加しようと言ってくれた。
当然です!

国連妊婦大会再度参加予定。

こんなかんじ。写真撮ってたらユダヤ人男性陣に「おぉ、写真撮影写真撮影!」と言われ
ちょっと恥ずかしくなってあんまりちゃんと撮れませんでした・・・
Labor and Delivery Session ②_c0171951_41085.jpg

同室に赤ちゃんが寝るための保温ベッドがあります。
Labor and Delivery Session ②_c0171951_4125292.jpg

by akikogood | 2008-08-14 08:31 | こんにちは赤ちゃん
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