カテゴリ:花鳥風月( 12 )

Tomorrow shines through, but I’m missing yesterday

ずっと忘れていた曲をふとしたことで思い出してyoutubeから引っ張りだして聞いたら、その曲を聴いてたころの情景や、その頃自分が大事にしていたもっとナイーブで繊細なことをたくさん思い出した。

結婚して、子どもが産まれて、仕事して、毎日現実と向き合ってるけど、たまにこうやって思い出す自分勝手に生きてた頃に大事にしてたものも、今振り返ってもやっぱりすごい良いものたちだな。

人生は変わっていくものだけど、途切れ途切れじゃなくて、エクスパンド、拡張してくものなんだな、当たり前だけど。自分の場合、結婚して、アメリカに来たから分断されてたものがたくさんあるけど、今こうやってちょっとずつ戻ってきて、もう一度自分の一部になると、バラバラだったパズルがぴったり合うような、過去と今と未来がつながって自分が完成してゆくような不思議な感覚。多分、こういう風に最近思えるようになってきたのは、ようやく自分のここでの生活も確立してきて、過去とも向き合いながら、ここでの未来を落ち着いて見据えられるようになってきたからなのかも。

奇遇にも、その久しぶりに聞いた曲の名前はYesterday Went Too Soon
思い出させてくれたのは大学時代からの友達のつぶやきでした。
サンクス。
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by akikogood | 2010-09-18 20:17 | 花鳥風月

そして初出勤

働く自分を奮い立たせるブログエントリを続けたものの、
実際、新しい職場出勤を前にかなり落ち込みモードが続いたし、ぶっちゃけ、今も辛い。

4週間も一緒にいたので、あと3ヶ月で2歳になる息子ができるようになった小さなことが
ささいなことでも分かり、それが嬉しくて楽しかった。
久しぶりにプレイデートにも加えてもらって、これまで見たことのないような豊かな表情で
遊ぶ子どもの顔を見て、純粋に最高の幸せを感じていたのは事実。

でも、4週間なんてあっという間に経ってしまい、初出勤の今日。

なのに、なんと、ボストンから夫が帰ってこられない状況に・・・
1ヶ月は週末婚状態の彼の単身赴任が超ショートノーティスで決定した。
まじか。。。
ワシ、働いて子どもの世話もして、リアルシングルマザー状態か・・・

これまた相当落ち込んだが、夕食をせっせと作る手間が省けたわいと良い方向にとらえることに。
案外、こっちのが楽かも・・・。
しかし、息子がかわいそうだ。ダディーに1ヶ月もほぼ会えないと。

それでぶーたれてたら、「他の妻たちは、旦那が出張とかで文句言ったりしないだろう?!」と
逆ギレでのたもうてきたので、戦闘モードに。
あほんだら。
ほんと、彼がMost of the womenはうんたらかんたらとほざいてくるときはロクなことない。
I don't care about the freakin "most of the women" theory.

でも、せめている間はフルサポートをするという姿勢から、黙々と週末は全ての家事をこなし
息子を可愛がっていたので許す!パパも寂しいよな。。。

しかし、そのせいで今朝はベビーシッターの女の子に朝5時半に来てもらった。
どんだけ早いんだ・・・
だって、わし、NYCに7時45分までに行かないといけなかったからさ・・・
6時のバスに乗らんといけなかったからさ・・・しくしく。

そして、起きたらもうスーツを着込んでるマミーを見て、息子は泣いていたよ・・・
かわいそう。
涙を流していかないでぇぇぇと朝6時前から絶叫する息子を振りほどいて出勤する私のほうが泣きそう。

前日も何か察したのか、最近は夜通し寝るようになったのに、2時半に起きてしばらく泣いてたもんな。

あと10ミリくらい心が崩れたら、間違いなく本社の人事部に電話して、
やっぱオファー取り消してくださいというところだった。

結局、行ったけど・・・

寝不足でボーっとしてた・・・
そしてギザギザハートのママハートで、知らない人たちと色々話して
お~~ぐれいと!を連発し、新しい情報を詰め込みまくり、なんか恐ろしいほど芸術的に美しいオフィスに
圧倒されて、もうクタクタ。

でも、私よりも、息子はもっと長い一日だっただろうな。

いっぱい褒めてハグしまくったら、あっという間に寝てしまった。

うっうっ、もう、なんか、ワシの人生、これでいいんだろうか・・・
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by akikogood | 2010-06-15 11:31 | 花鳥風月

The Start of the Great New Decade-2010

あっという間に年も明けてしまった。年末も31日まで仕事があるのは、金融業界の常。日本でも年末ギリギリまで仕事をしていたけれど、さすがに大晦日は休みだった。こちらでは、クリスマスは休みになるものの、大晦日も通常業務。深々と暮れ行く年の瀬に・・・という雰囲気とは真逆に、どんどん人が集まってくるタイムズスクエア。そう、ニューヨークの名物、どれだけ寒さに耐えて新年を祝えるでしょう大会、別名カウントダウンを目指して人々がやってくるのだ。ミッドタウンに位置するオフィスの周囲は、4時ごろに閉鎖が始まり、私がビルを出る頃には、ぐるりと遠回りをしなければならなかった。くたくたに疲れた体を引きずって、2010の形のふざけためがねや、あほのような帽子を被った人々の間を掻い潜って歩く。街角にいるサックスフォーン奏者が、「蛍の雪」を弾いているが聞こえて、無性に寂しくなる。大晦日に、あたしゃ何やってるんだか・・・ ガラガラに空いたバスに乗り、意味なく長い通勤ルートをぼーっと過ごし、仕事をしてなければ、家で新年を迎えるためのご馳走の一つや二つ作ってるのになぁなんて思ったりする。そういえば今年はクリスマスイブも仕事だったので、イブのディナーもなかった。
9時過ぎに息子を寝かしつけ、そのまま自分も寝てしまい、夫がアホんだらに明るい声で「ハッピーニューイヤー!」と起こしに来たのが11時59分。「えぇっ!カウントダウン、見たかったのに!!」とこの上なく不機嫌な声で言うと、「大丈夫、まだ20秒あるから!」とこれまたアホンダラに明るく言うので、とりあえずリビングルームに半目状態のまま降りて、テレビを見たら、もう画面には、10・9・8・7、とまさに数字が出るところ。あっという間に2010の数字が出て、クソ寒いタイムズスクエアでキスしまくる人々が映し出された。こんな形で新年かい、とすっかり冷め切った私は、も、寝る・・・とそのまま寝室に戻り、バッタリ寝てしまった・・・。

そんな新年の迎え方でしたが、みなさまにとって本年が良い年になりますよう。
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by akikogood | 2010-01-09 09:35 | 花鳥風月

Slow Cookerデビユー

働く母の三神器、食器洗い機、洗濯機、乾燥機に加えて、アメリカで80%の世帯が持っているといわれる(ほんとか?!)のが、SLOW COOKER。日本ではあまりお馴染みではないこの可愛くもなくハイテクでもなんでもない鍋、息子が生まれた直後くらいに、信頼するご近所のおばちゃんマーサが薦めてくれたので気になっていた。彼女いわく、「お肉でも野菜でも何でも、とにかくぽーんと入れといて、数時間経てばほくほくに出来上がってるから」だそうで、働く母デビユーして数ヶ月経ったところで、ついに購入。cuisinartとかのオサレで高いもんじゃなく、マーサお勧め庶民の味方ブランドHamilton Beachの。オフィスでランチタイムに、ワンクリックでお買い上げ。アマゾンの品揃え、すごい。タイマーがついてるのにしてみた。

果たして玄関先にドカっと届いた箱を開けてみると、で、でかっ!!鍋、でかっ!そして重い・・・
圧力鍋みたいなかんじだけど・・・

とりあえず、記念すべき最初の一品は、失敗しても大ジョブそうな、

やっぱ、カレー?

というわけで、夕食後、ぜーんぶ綺麗になったキッチンで、
どれだけ簡単にカレーができるで賞大会を一人で実施。
いかにキッチンを汚さないか、手を使わないか、包丁を使わないか、がポイント。

まず、にんじんは袋に入ってるミニキャロット(皮すでにむいてある)の袋を開ける。
ついで、ミニじゃがいもを洗う。そんで、皮はそのままに、半分にだけは切ってみる。
玉ねぎ切る。
ここまで、1分。
以上全て新品SLOW COOKERにお水を入れて、全て投入。
市販のカレールーを、パキパキ割って、その上にばら撒く。

肉はやっぱり事前に火を通したほうがいいんじゃろうのう。。。と思いつつ、もう10時だぜ、フライパンまた洗うなんてありえない、ってわけで、シチュー用の牛肉も、そのまま投下・・・・してしまった。

カレーといえば、玉ねぎとお肉を先にいためてと、脳みそにインプットされている場合、
目の前に見えるのは、ドでかい鍋の中で、水中に浮かぶ、生野菜と生肉&カレー・・・
ぶっちゃけ、グロい。
衛生的に大丈夫なのか・・・
でも、もう10時3分だし。

というわけで、蓋を閉めて、スイッチオンして、キッチンの電気を消す。
まぁせいぜいがんばってくれたまえよ。

そして眠りについた深夜2時・・・

いつもなら息子が夜数回起きるので目が覚めるわけだが、今回起こされたのは息子にではなかった。

カ、カレー!!!

強烈カレーのにおいが、キッチンから二階の寝室に流れ込んでくるではないか。

キッチンに飛び込んでSLOW COOKERを覗き込むと、
そこにあるのは、どこからどう見ても、立派に煮込まれたカレー!!!!
いや~よく働いてくれた。

翌日の夜に食べたカレーは、あんな生のまま投下された牛肉はほろほろに、
にんじんはほくほくに煮込まれており、美味であった。

SLOW COOKERの味をしめたところで、豚肉のテンダーロイン煮込み、肉じゃが、と続けて作り、
どれも大成功。感動的や・・・

一点惜しいのは、自動オフ機能がついていないこと。
調理時間が終わると、勝手に保温モードになってしまうのだが、
12時間以上家を空ける我が家では、ちょっと保温時間が長すぎるかなというところ。

でも、前日の夜に作っておけば、朝までにできている。

パエリア、焼きりんご、茶碗蒸し、なんでもござれ。

とにかく準備時間を短縮して、簡単に、熟成されたお料理をつくりたい方にはお勧めしまくりたい。
ちなみに日本でもちゃんとアマゾンで売ってます。
働く女性が増えてる日本だから、きっとこれから日立か東芝あたりが
ちゃんと改良版の煮込みモードとかついたSlow Cookerを開発してくれる日は近いに違いない。
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by akikogood | 2009-12-09 08:10 | 花鳥風月

パンケーキが焼けるまで

自慢じゃないが、結婚する前に料理はほぼ皆無に等しくしたことがなかった。
えっへん。

こちらに来て主婦生活をスタートした後も、
お肉やお魚はオーブンにつっこむだけ、
パスタはゆでてトマトソースとあえるだけ、
たまにするベイキングといえば、小麦粉もお砂糖もぜーんぶもう入っていて
卵を入れてオーブンにこれまたつっこむだけ、
という濃厚にアメリカンなキッチンライフを謳歌してしていた。

なので、初めて日本人のコミュニティを見つけて
趣向を凝らしたまともな食生活を維持している家庭を発見したとき
相当なショックに襲われた。
今考えてみれば、ショックに襲われたのは私だけではなく、
ごぼうの剥き方を知らない日本人の主婦に出会った彼女たちのほうだっただろう。

ともかく、そこをきっかけに、ようやく我が家にも米酢、みりん、料理酒が揃い、
それなりにまともな食事が我が家の食卓にも並ぶようになった。
やってみりゃ面白いもんで、カレーだってカレー粉とスパイスを入れてナンも焼けるし
あんみつが食べたいと思えば白玉粉から白玉も作れるし
あんこがなけりゃお豆を炊いてみれば良いわけで、
お店で並んでいるものを買ったり、レストランでオーダーをすることからしか
食べるものを得られないような気がしていた独身時代からは大きな発想転換があった。
そもそも、パンを作ってみるとかそういう発想がなかったもんね、
私ならパン作るより、パンツ食う可能性のほうが高いんじゃないのってなもんである。

ところが、いまだできない一品がある。
それは、パンケーキ。
つまるところ、ホットケーキである。
あの、ホットプレートの上で焼く、あれだ。

どうしても、できん。

パンケーキ天国のアメリカには色んなブランドのパンケーキミックスがあって
好きなものをスーパーから買ってきて、お水を入れて、フライパンで焼く。

これが、できない。

先日、友人から可愛らしいお花の型のパンケーキ用焼き器を頂いたので
日曜日の朝にトライした。
私が材料を混ぜているそばから(といっても分量どおりのミックスに水を足すだけだ)
息子を抱いた夫が
「おっ!マミーがパンケーキを焼くらしいぞぉ~くわばらくわばら」みたいなことを
言ってくるのでムカつく。

だって、なんかこの弱火でもない、中火でもない、微妙~な火加減で
これまた微妙~な時間プツプツ焼いて、良さそうな頃に裏っかえして、
またおんなじことするっていうのが、なんか許せない、時間の無駄なような気がする。
ずーっと弱火でコトコト煮るとか、強火でガーっとやるとかは分かる。
料理してますってかんじだし、こう、目の前で展開がある。
しかし、なんなのだ、この、表面に微妙~なプツプツができるまでは我慢強く見守り
頃合を見計らって裏を見てみたりして、ひっくり返すというこの一連のムダのカタマリのような作業は。

そんなわけで、可愛いお花型(大判焼きの鉄板が花型になってるようなかんじ)の上に
タラーリタラーリと憎きパンケーキミックスの素を流し込み、待つこと15分。
途中、ちゃちゃを入れてくる夫とムダ話をしたりして、案外簡単に時間が過ぎた。

裏返してみると、おやまぁ綺麗なキツネ色!

やってみればできるじゃないか。
ていうか、何もしないでいたら、できた。

チョコレートチップも入れたので、黄金に輝くお花型のチョコレートパンケーキが出来上がり
我が家の日曜の食卓は奇跡の光に包まれた。
夫からも「僕はキミのことを誇りに思うよ」と大絶賛をもらう。
being proud ofの構文を習った遥か昔14歳の頃、
まさか将来の夫にホットケーキをうまく焼けた結果によって使われる文法だったとは
想像もしなかったろう。


ともかく、パンケーキ調理の成功から得た教訓とは
「時に放置は最善の策である。」

放置ができない人生は辛いものがある。
そういや、押したり引いたり、突っついたりしてるうちに崩れたのは
パンケーキだけではなかった。

恋愛だって駆け引きだというじゃないか。
ビートルズだってLet it beと繰り返していたじゃないか。

それが出来ず今日も連絡のない恋人なんかを想って
電話やメールの向こうにどれだけの人が意味のない涙を流していることか。
それが出来ずこれまでどれだけ焼ききらないパンケーキを
フォークでつついたり、裏返そうと意味のない行為を繰り返したことか。

そもそも、うまく待つことができない性格は損だ。
何事も、うまい具合の焼き加減があって、ちょうど良いときを見計らってひっくり返せば
特に何もしなくても黄金色のキツネ色に仕上がることが多々あるはずなのに。

突っつかず、後ろをめくってみようとしたりせず、
ちょっと他のことでもして、うまく時間が過ぎれば
そう、一丁あがりなのだ。

黄金のパンケーキは、待てる人にこそ焼きあがる、ということだった。

さて、味もしめたことだし、来週はどんなパンケーキを焼こうかな。
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by akikogood | 2009-07-21 12:04 | 花鳥風月

Wear Your Heels And Walk On The Bridge, Ladies

今更ながら、去年ものすごくヒットしたSex and the Cityの映画を見た。
4人の仲良しニューヨーカーの女性たちが、それぞれの人生の局面を分け合いながら
人生の究極の愛を探すという、パッケージから見ると単純なかんじのストーリーだ。

去年の今頃は、これから子どもも産まれるというものすごい現実を数ヶ月前に、
「人生の愛」探しのガールズムービーを見る気がしなかった。
そもそも結婚しているし、人生の愛探しも終わったし、それよりもマタニティヨガビデオでも
見ようかなってなもんだった。

でも本当は、どうしてもその映画を一緒に見たい友達3人が東京にいて、
彼女たちと一緒に見られないのならいっそ見ないでいいと思っていた。
それは、私がアメリカに来てしまっていて、彼女たちはまだ東京にいるからという
物理的な隔離はもちろんだったけれど、それよりも、自分はもう彼女たちと同じ場所に
精神的にいられないのだと感じていて、
そんな閉鎖感が自分は何かを失ったかのような気持ちにさせていたのかもしれない。
もうそんな映画を同じように独身の身で見て、自分の恋愛体験と重ね合いながら
共感して、そのあとオシャレなレストランでランチして、というようなことを
大好きな3人とできないのが辛かった。

でも、ようやく見た。
DVRに撮って、でも息子が寝た後にちょびちょび見たから見終わるまで4日かかり、
結局最後の主人公のハッピーエンドはちょっと興ざめだったけれど
久しぶりに、見終わった後エネルギーがむくむく沸いてくるような
そして大事な友達をもっと大事に思うような映画だった。


また、新しいチャプターに向けて踏み出したことのない一歩を踏み出そうとして
恐る恐る、でもすごく良い変化がやってくるような気がしている。

人生のコマが進んで、立場が増えてゆくことは、
隔絶が増えることではなくて、架け橋が増えてゆくことだと思う。

実は、マンハッタンの最高の景色は、ハドソン河を挟んでニュージャージー側に渡ると見ることができる。
その摩天楼のきらめきの足元には、都会の容赦ないサバイバルの世界が渦巻いているし
そこで見る光景は美しいものばかりではない。
けれど、そんな風に、橋を一つ渡ることで一つのことを他の角度から見られるような、
知らなかった風景が開けるような、そんな展開が待っているはずだ。

女の人は、今の社会では自動的に色んな立場を求められて
いつの間にか自分の周りにはたくさんの島があるから
どうバランスをとって歩いてゆこうか、どの橋を架けて、どう渡るのか悩むことも多いけれど
だからこそとっておきの絶景を見られるチャンスが多いのだと思う。
それはきっと毎日の中にあるもので、ちょっとだけ橋を渡るだけで見られる光景かもしれない。

でも、新しく橋を架けることはたやすいことではない。
有名なブルックリンブリッジは工事の間に何人もの人が亡くなったし、
橋を架けることで知らない土地から新しい文化や、知らないものがやってきて
心地よい今のここでの生活はどう変化を受けるのか不安に思う人もたくさんいただろう。

それでも建ったブルックリンブリッジは、いまやニューヨークで最も重要な橋で
今日もたくさんの人が自分の生活をつなぐため、その橋を渡るのだろう。

たくさんの橋を架けることを恐れずに、むしろそれが当たり前だと自然に体現する
元気なニューヨーカーの女性4人を描いた映画は
橋の入り口にいる私の背中を押してくれたような気がして、
やっぱり東京でがんばっている私のいとしいガールズたちに電話でもしようかなという気になった。


This log is dedicated to my loving SATC girls. I love you always and can't thank you enough for being there all the time even after all the changes I went thru. Stay FABULOUS!!!

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by akikogood | 2009-06-26 14:07 | 花鳥風月

ニュージャージーの春

しばらくブログを更新しない間にも、時間は脈々と流れて
ニュージャージーにもついに春がやってきた。

裸だった枝々にも若草色の葉がつき始めて
庭先にはカラフルな花が競うように咲いている。
いつの間にやら鳥も種類を増して姿を現し始めて、
あ、あれはブルージェイ、あれはカーディナル、と名前を少しだけ覚えると
ふと出会えたときに嬉しくなる。

小さな小さな赤ん坊だと思っていた息子も、
なんだかあっという間に大きくなり最近は大分感情も豊かになった。
あぁ、家族が増えたなぁとしみじみ思う。

温かい友達に囲まれ、あっという間に過ぎてゆく毎日だけど
学ぶことはいつもあって、細かな発見をするたびにちょっとずつまた視野が広がるようで嬉しい。

何かの雑誌で、結婚したてのキャリア派の女優が
「生活をするって、こんなにも工夫を凝らせることだったのかと結婚してから知りました」
とか言っていたのをかじり読んで、前はふ~ん、主婦ってそんなものかしらとか思っていたけれど
本当にそうだ。

家電製品のガジェットひとつ取っても、こだわれば目に見える成果があるわけで
大げさだけど、家を大切にすることってこういうことの積み重ねなのかと思う。
冷凍の方法から、どこで品質の高い安全なものを買うか、はたまたどうやって
家族をブタインフルから守るかまで、こまごまこまごま、たくさんの工夫や想いが
家を守る人たちの中には詰まっていて、
それがあってこそ家族が帰る家があるのだなぁと思う。

そうして自分が家庭を築き上げる立場になるまで見えなかったけれど
私もそんな想いのたくさん詰まった家にずっとずっと安心して住んでいたのかと思うと
どれだけ両親に甘えて過ごしていたのかがよく見えて
恥ずかしさのあまり悶え死にたくなるのと、
お母さんの気持ちがわかって切なくなるのと、
でも今じゃこんな遠いところで暮らしてしまっていて寂しくなるのと、
全部ごちゃ混ぜにしてミックスジュースを飲み干すしかない。

今年も店頭にはもう母の日のカードが並び始めた。
マザコンを恥じないアメリカ人のマッチョな男たちが
今年もこぞってブリブリのピンク色のカードを一生懸命に選ぶ光景が見られるだろう。

自分が母になって初めての母の日、
今年はどんなカードをエアメールで送ろうか。
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by akikogood | 2009-05-02 13:16 | 花鳥風月

Life's for Sharing




T-mobileのCM in Liverpool Street Station in London

そう、人生は分けあうもの :D
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by akikogood | 2009-04-08 12:37 | 花鳥風月

ありがとう運転手さん

先日、用事があって久しぶりにニューヨークまでバスに乗った。
6ヶ月になる息子との長旅はどきどきする。
バスの中で大泣きしたりしないかな。

乗車するときに、挨拶を交わしたときから感じの良い運転手さんだなと思った。

高速に乗る前に、お決まりのアナウンスが流れる。

「現在、ニューヨーク方面での渋滞は報告されていないので、到着予定は大幅にはずれない見込みです・・・携帯電話の利用には、マナーを守ってください・・・使ってもいいんです、ただ大声で話さないように!あなたの隣には他の人が座っていることをお忘れなく・・・」

そこまで言って

「・・・このバスで大声を出してもいいのは、そこにいる赤ちゃんだけです。
がんばって黙らせようとしないでいいですよ、お母さん!」

そして車内にはお客のあたたかい笑い声が満ちた。

私はとっても嬉しくて、ありがとう!と叫んで、高速で流れる景色をニコニコしながら息子と一緒に眺めて
いつの間にか息子と一緒に眠ってしまった。
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by akikogood | 2009-03-29 22:17 | 花鳥風月

五大湖のあたりからやってきたsnow stormで東海岸は金曜日から天気が荒れた。
雪もあられもみぞれも雨もなんでもかんでも降って、
月曜日の今日も、道にはたくさん雪や氷が残っている。

気温も氷点下を軽く超えて、東京/ジャカルタ育ちの私は恐怖すら感じる寒さなのだが
窓の外を見れば近所の子どもたちがソリを持ち出して元気に遊んでいる。
ニュースでも鼻を真っ赤にして「楽しいーー!!」と
はしゃいでいる子どもたちの映像が流れた。
そういえばいつから雪にはしゃがなくなったんだろう・・・
20歳の前くらいまでははしゃいでいた記憶がある・・・
うーん、なんだか失くしたものに気づきちょっと残念だったり。

ま、それはどうでもいいのだけれど。

三好達治の『雪』はシンプルだけれど
雪のしんしんと降る音なき音が聞こえてくるような詩だ。


太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。

次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。



『声に出して読みたい日本語』の中に収められているこの詩について、
監修者の斉藤孝さんは素敵な解説を書いてた。

適度に重い布団は、意外にぐっすりと眠れる。
これは、私たちが重力という見えないけれど常にそこにある神のような何かを感じて
安心できるからで、それは母体の中にいる胎児が羊水に包まれて眠る感覚にも似ているのかもしれない。

斉藤さんいわく
「しんしんと積もる雪は、重力の存在を易しい形で私たちに思い起こさせる。
もともと神の領域に近い子どもという存在は、熟睡の中で完全に神の領域に帰る。
眠る子を見ていて飽きないのはそのためかもしれない。
『太郎を眠らせ次郎を眠らせ』たのは、雪が象徴する重力という神ではないか。」

屋根の上に降り積もるのは、白い毛布で、
その下では安らかな顔をした子どもが眠っている、と思うと
雪にはしゃいでいた頃よりも、もっと雪が好きになるような、あったかい気持ちがわいてきた。
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by akikogood | 2008-12-23 10:56 | 花鳥風月