働く母の三神器、食器洗い機、洗濯機、乾燥機に加えて、アメリカで80%の世帯が持っているといわれる(ほんとか?!)のが、SLOW COOKER。日本ではあまりお馴染みではないこの可愛くもなくハイテクでもなんでもない鍋、息子が生まれた直後くらいに、信頼するご近所のおばちゃんマーサが薦めてくれたので気になっていた。彼女いわく、「お肉でも野菜でも何でも、とにかくぽーんと入れといて、数時間経てばほくほくに出来上がってるから」だそうで、働く母デビユーして数ヶ月経ったところで、ついに購入。cuisinartとかのオサレで高いもんじゃなく、マーサお勧め庶民の味方ブランドHamilton Beachの。オフィスでランチタイムに、ワンクリックでお買い上げ。アマゾンの品揃え、すごい。タイマーがついてるのにしてみた。
果たして玄関先にドカっと届いた箱を開けてみると、で、でかっ!!鍋、でかっ!そして重い・・・ 圧力鍋みたいなかんじだけど・・・ とりあえず、記念すべき最初の一品は、失敗しても大ジョブそうな、 やっぱ、カレー? というわけで、夕食後、ぜーんぶ綺麗になったキッチンで、 どれだけ簡単にカレーができるで賞大会を一人で実施。 いかにキッチンを汚さないか、手を使わないか、包丁を使わないか、がポイント。 まず、にんじんは袋に入ってるミニキャロット(皮すでにむいてある)の袋を開ける。 ついで、ミニじゃがいもを洗う。そんで、皮はそのままに、半分にだけは切ってみる。 玉ねぎ切る。 ここまで、1分。 以上全て新品SLOW COOKERにお水を入れて、全て投入。 市販のカレールーを、パキパキ割って、その上にばら撒く。 肉はやっぱり事前に火を通したほうがいいんじゃろうのう。。。と思いつつ、もう10時だぜ、フライパンまた洗うなんてありえない、ってわけで、シチュー用の牛肉も、そのまま投下・・・・してしまった。 カレーといえば、玉ねぎとお肉を先にいためてと、脳みそにインプットされている場合、 目の前に見えるのは、ドでかい鍋の中で、水中に浮かぶ、生野菜と生肉&カレー・・・ ぶっちゃけ、グロい。 衛生的に大丈夫なのか・・・ でも、もう10時3分だし。 というわけで、蓋を閉めて、スイッチオンして、キッチンの電気を消す。 まぁせいぜいがんばってくれたまえよ。 そして眠りについた深夜2時・・・ いつもなら息子が夜数回起きるので目が覚めるわけだが、今回起こされたのは息子にではなかった。 カ、カレー!!! 強烈カレーのにおいが、キッチンから二階の寝室に流れ込んでくるではないか。 キッチンに飛び込んでSLOW COOKERを覗き込むと、 そこにあるのは、どこからどう見ても、立派に煮込まれたカレー!!!! いや~よく働いてくれた。 翌日の夜に食べたカレーは、あんな生のまま投下された牛肉はほろほろに、 にんじんはほくほくに煮込まれており、美味であった。 SLOW COOKERの味をしめたところで、豚肉のテンダーロイン煮込み、肉じゃが、と続けて作り、 どれも大成功。感動的や・・・ 一点惜しいのは、自動オフ機能がついていないこと。 調理時間が終わると、勝手に保温モードになってしまうのだが、 12時間以上家を空ける我が家では、ちょっと保温時間が長すぎるかなというところ。 でも、前日の夜に作っておけば、朝までにできている。 パエリア、焼きりんご、茶碗蒸し、なんでもござれ。 とにかく準備時間を短縮して、簡単に、熟成されたお料理をつくりたい方にはお勧めしまくりたい。 ちなみに日本でもちゃんとアマゾンで売ってます。 働く女性が増えてる日本だから、きっとこれから日立か東芝あたりが ちゃんと改良版の煮込みモードとかついたSlow Cookerを開発してくれる日は近いに違いない。
by akikogood
| 2009-12-09 08:10
| 花鳥風月
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